情報経営イノベーション専門職大学【イノプロ】1年D組 Day1 チームビルディング

イノプロ1年生後期初日。2021年9月30日木曜1300-1610

「先生はリモートzoom・学生は教室」パターンで、行いました。昨年後期に休学した学生2名が新たに参加してます。

後期からは、学生2名が委員長として、諸々クラス運営を引っ張ってもらいます。2年生TAも各チームのメンターとしてアドバイスを。

学生たちは、各チーム4-5名、合計9グループに振り分けました。教室では、チームごとに座席を指定、テーブルを向き合わせて座ります。

さて、今日のメイントピックは「チームビルディング」について。

イノプロは、チームワークとリーダーシップを学ぶ授業です。毎期グループに分かれてビジネスプランを練ります。が。。必ずこんなグループワークの悩みがでます。。

  1. メンバーから反応がない。
  2. しかし、発表日は迫ってくる。
  3. ので、結局リーダーがひとりで資料を作る。

できる子は、やる気のない人は授業に出なくていいのでは。。なんて殺伐としたことを言ってしまいがちです。青春ですなw

D組には前期ピッチコンテストで学年1位になった「志村ホールディングス」がいます。1位になったには、それなりの方法論があるはず。。

ということで、彼らのチーム結成から最終プレゼンまで、チーム内のコミュニケーション方法を、クラスのみんなに共有してもらいました。

彼らの話をまとめると、

①コミュニケーションインフラの整備

  1. チーム組んだら、まずすること→LINEなどの交換。リアルに出会った時が、メンバー全員の連絡先交換のチャンス。必ずやる。でないと、後々オンラインミーティングが始まらない。
  2. 彼らは、Discordを利用。
  3. Discordは音声コミュニケーションが簡単にできるので、プレゼン原稿の練習に便利。
  4. 資料・台本作成は、全員に共有できるGoogle Docsを利用。ここに諸々アイデアを書き込む。
  5. プレゼン資料はcanva を利用。→ 最近の学生はこれをよく利用してます。
  6. 定例会議の日程設定(毎週金曜1300-1330とか、みんなが集まれる場を設定)


②チーム運営のルールを決める

  1. 提案は誰もが自由にできる。
  2. メンバーからの提案に対し、採用、不採用をはっきりメンバーに伝える」ことを最初にルール化


③プレゼンの準備

  1. 発表3日前からオフラインミーティング:プレゼンの手振り(ジェスチャー)
  2. 英語スクリプト:強調する言葉、「間」などなども台本に書き込む。(下記画像参照)
  3. 発表スピーカーは1名で。複数だと印象が変わってしまう危険がある。また、交代時にもたもたする。

ツールの整備、ルールを決める、そして「プレゼンの準備」。ほかの子たちにいい意味で刺激になったと思います。

授業後半は、チームごとにリーダー・副リーダーを決めてもらいました。狙いは、リーダーの相談相手を作ってもらうこと。リーダーがLINEでなにか呼びかけたときに、1人は返事してくれる。ほかの人も参加しやすくなるのではないかと思います。

それと、チーム名。サービスを作るときも、必ず名前をつける。ネーミングは大事なことは繰り返し伝えています。それと、名前をつけるのも、ひとつの決断ですね。「決断」「意思決定」することに慣れてもらう練習でもあります。

ということで、1年生後期のイノプロ初日の記録でした。志村ホールディングスの素晴らしいプレゼンは下記YouTubeで見れます。

英語スクリプト:スピーカーの演出(ト書き)も記入

志村ホールディングスの決勝プレゼン(2021.08.04)


参考:リモート配信授業「リモート×教室」パターンのシステムについて

  • ネット速度:上り26Mbps、下り15M
  • Macbook Air 13
  • zoomを利用。
  • 教室で話す人はマイクを回す。
  • 教室全体を見れるzoomアカウント一つ。
  • 教室ではプロジェクタに自分を投影。