3月20日はいろいろな小学校・中学校で卒業式が行われたようです。なんで一斉なのかちょっと息苦しい気もしますが。。
自分が少しだけ教えてるよしもとデジタルアカデミー(YDA)もこの3月20日が卒業式でした。
卒業式で挨拶をということで、久しぶりに授業用に作った資料を見返してみました。
2022年度は、5月9日に第1回目の授業があり、最終回は12月5日でした。
2022年の5月といえば、ちょうどSTEPNが暴落した頃。それまでは、誰もがSTEPNを始めたくて、開始するために必要なコードを貰おうと必死でした。2足、3足と買い求め、効率よく稼げるフォーメーションを熱心に探してました。学生の子もやってたと思います。
ところが、あっという間に暴落。。涙に暮れる話を、よく聞きました。
そんな5月第1回の授業で自分が話したトピックは、(ビジネスの)民主化・toEarn・Web3の3つです。
「民主化」はインターネット登場以来の普遍的なコンセプトです。To EarnとWeb3は、だいぶ下火になってしまいましたね。Web3は、ブロックチェーンなどの拡大に伴う大枠の言葉ですから、いま使っても、ギリセーフでしょうか。
“To Earn”は、すっかり下火になってしまいました。STEPNはMove to Earn、AxieやTitanなどのブロックチェーンゲームは、Play to Earnです。これまで、「消費」するだけだった「消費者」が、稼げる仕組みが登場した!つまりイノベーションだ、ということで盛り上がってました。
これも、基盤となる暗号通貨が暴落。。結果儲からない=誰もやらないということで下火になっていきました。。結局ゲーム内容ってより、稼ぎが大事でしたね。。
しかし、これがわずか1年前の出来事ということを改めて振り返ってみて、栄枯盛衰の速さにビックリします。
昨年の資料を見ていて、もう一つ。時間の流れの速さに驚いたのは、最終回12月5日時点では、ChatGPTがそれほど世の中には知られてなかった点です。いまや、多くの人が知り、体験し、notionやcanvaなどに導入されているAIの文章作成機能。一連のAI騒動は、この3ヶ月間のことだと思うと、改めて感慨深いです。
2022年の夏頃に、AI画像自動生成が世間に広まりました。 DALL-EやStable Diffusionなどなど。コロラドかどこかの展覧会にこのStable Diffusionで描いた作品が1位入選してしまいニュースになっていました。
このAIジェネレータでどんなユースケースが作れるか。デジタルアドのバナー、ローカル毎にカスタマイズしたデザインなど。。アメリカのITベンチャーとよくそんな話をしていました。
それが、いまやChatGPTです。もうGoogleで検索しなくとも、canvaやnotion、マイクロソフトのwordやexel上で、AIが画像、式、文章を吐き出してくれます。
そんなこんながこの3ヶ月。YDA最後の授業から卒業式に起きてるなんてことを知ると、感慨深いです。
日本の四季も四半期決算も3ヶ月毎の変化。もはや1年で計画するなんてことはナンセンス。3ヶ月ごとに人生の目標、それに授業のカリキュラムも、変えていく時代なんでしょう。。
YDAの卒業式でそんなことを思いました。ちなみに、YDA用の資料ここに共有しときます。