フリーライダー

フリーライダー。英語だとfree rider。タダノリみたいな意味でしょうか。

イノプロでフリーライダーと言うと、「なんもしてないやつと成績同じなのは気に食わない」みたいに使うみたいですね。

他人を「なんもしてない」と指摘する裏には「オレ(ワタシ)が全部やってる」という自負があるんでしょう。

メールの返信がない。ミーティングに来ない。来ても話さない。。

大方そんな不平が聞こえてきます。

そんなときなんてアドバイスするか。

「それ会社では日常茶飯事」「返事ない、遅刻する、zoomで顔出さない、レポートださない。。」「オトナの世界ではむしろそれがデフォ。」「そこからいかにモチベーション上げるかがマネジメントの仕事」

フリーライダーの文句を言う学生は、たいてい次にこんなこと言います。

「優秀な人とだけチームを組みたい」「やる気あるやつだけでやればもっといいものができる」

こんな人には、こういう話をしてみます。

働きバチ(アリ)のなかから、よく働く個体だけを取り出してグループを作ると、8割は仕事をサボるという話があります。そのグループから、さらによく働く2割の個体だけでグループを作る。すると、また8割はサボる。

2対8、2対6対2。。。ある会社の売上の8割は2割の商品が作る。そんな法則もあります。

集団には必ずサボるグループが出現する。つまりサボってるやつも存在する意味があるってことと、自分は思っています。

社長(チームで)になったら、他のメンバーは自動で言うことをきくと思っている学生が少なからずいます。

そんなことあり得ねーよw ゲームじゃないんだから。。

ゲームやプログラミングみたいに、入力したら自動で出力されない世界があるってことを体験する。。そこがまずiUでの第一歩なんでしょう。

自分のクラスには、「フリーライダーも温かく受け入れなしょう」と言っています。喧嘩しない。仲良くやる。たまたま体調悪いのかもしれないし。

だいたいフリーライダーに構ってるヒマなんてないはず。自分のやれることをやる。

フリーライダーを無くそうとする時間は無駄。そのまま受け入れる。そんな姿勢・心持ちを持って臨んでほしいと思っています。