パリ市立近代美術館 – ラウル・デュフィの「電気の精」

ラウル・デュフィの巨大な絵に会いに、パリ市立近代美術館(Musee d’Art Moderne Paris)まで行ってきました。

ホテルのあるマレ地区からセーヌ川沿いを徒歩で1時間あまり。

すっきりした青空、白い雲、適度に古い建物。渋滞している道路。クラクション。観光客。

ルーブル前の河岸は、地面にブランケットを引いて日光浴をする人がたくさんいます。オニギリを食べてるカップルもいました。

セーヌを行き交う観光船は超満員。

コンコルド広場を超え、アレクサンドル3世橋あたりに来ると、エッフェル塔がグンと近づきます。ウェディング用の撮影なんかもしてます。

河岸の隣に、背の高い並木が増え、地面も芝生に。ここまでで40分近く歩いてます。汗だくです。

すでに観光客も減り、地元らしき人が犬の散歩をしてます。ウンチがたくさん路上に落ちています。

並木の切れ目、アルマ橋のたもとに差し掛かるところから、セーヌ川から離れ、地下鉄Alma-Marceau駅を越え、坂を上がるとパリ市立近代美術館が左手に立っています。片方の建物はなぜかPalais de Tokyoという名前。

ラウル・デュフィの絵は、入ってすぐ左手の上。Salle Dufy(デュフィの部屋)と呼ばれる一室にあります。階段の下から一部が見えています。

パリ万博時に電気館の壁画として描かれた作品。サイズは10m✖️60m。電気=イノベーション時代の歴史が、巻絵のように描かれています。 機内誌やハイエンドブランドのPRに使えそうなオサレなタッチです。ちょっとシャガールぽい。

部屋には、絵にかざすと解説が見れるARを利用したタブレットが置かれてます。ママと子供で来てる人がいちばん多かった。(同じサービスはこちらで)

このデュフィの部屋でボォーとするのはとてもいい体験です。

美術館の出口はセーヌ川に面した広場になっていて、こちらはスケボーキッズでいっぱいでした。。

美術館の静寂とこの自由な感じ。面白いです。

帰りは、美術館横のNew York 6というレストラン前にUberを呼んで帰りました。それでも25分くらいかかった。。

ポーラ美術館「パリ」

ラウル・デュフィ展(2014年)

ひろしま美術館「エプソム、ダービーの行進」