優勝チーム選出!サタデーハッカソン w/ 福地組

2023年5月27日土曜日。東京都墨田区文花のiUキャンパスで、3年生対象のイノプロサタデーハッカソン2日目が開催されました。初日の様子はコチラから

各クラスから計12チームが、沖縄県の建設業福地組さまから提案された「沖縄県那覇市東町地区の商業ビルをリブランディングする」企画についてプレゼンします。

審査員は、福地組福地社長、福地組堀川さん、株式会社カロリーの小川さんの3名。

どのチームも3年生らしく、レベルが高かった。と同時に、どのチームも企画が被らずに多様な提案ができていました。

優勝チームは、「東町を池袋に!」というテーマで、東町ビルを撮影スタジオに、那覇市東町地区全体をコスプレ撮影の聖地にするイベントを企画する「HAI!STA」を選出。

自分達の想像を超える・街全体に広がる企画という点が評価されました。

チームHAI!STAは、この夏福地組さまから沖縄へ招待され、実際にこの企画を実装することになります。

チームHAI!STA:山寺琴音、宮澤明陽、安田昌平、渡部圭稀、柳泰登

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英語プレゼン

イノプロの華であるビジネスコンテスト「ピッチフェス THE SHOUT

VCや起業家の審査員の前で英語プレゼンをします。

「英語で自己表現」→これとても大事。

英語でも伝わるぐらい作り込む。シンプルに、ロジカルに。

こんなことを言う学生がいます。

「日本人なのに、なんで英語でプレゼンするんだ」

そんなときは、

「社会に出たら英語でやりとりするのは普通だよ」

と伝えます。

「英語?意味ないよ」タイプの人は、日本語でやったところで、なにもしないでしょう。。

サボる自分や負ける自分を正当化したいだけ。

とかく人間はできない・しない理由を見つけがち。とくに自分以外のせいにしがちです。

早くそんなマインドセットから抜け出して(→自立)ほしい。。

それと、流暢な英語は不要です。

ヨーロッパは、母国語が英語でない人がたくさんいます。それでもみんな英語でコミュニケーションとる。

全然流暢でない。とくに、2番目のイタリアの人なんかは、学生と全然変わらないw

それでも堂々としている。

英語ごときでイチイチ反応しない。そんな広い世界で生きていって欲しいと思います。

国商 最後のフィクサー 葛西敬之 – 森功

国鉄の改革3人組や、安倍元総理の後ろ盾、リニア新幹線などなど。。よく名前を耳にした葛西敬之氏の評伝です。

自分の好きな森功氏が作者ということで、読んでみました。

東海道新幹線は「JR東海」が保有。東京駅は「JR東日本」。なので、まだ切符を買っていた時代は、東京駅八重洲側「JR東海」の切符売り場を探したり。。。

葛西さんが仕掛けた東海道新幹線の「品川」駅停車。これも、JR東日本とJR東海の争いがあったり。。

いま品川駅は大工事してますね。その辺も暗闘があるんでしょう。

それと、NHK会長人事。JR東海の松本さんが会長になってましたが、その背景とか。。

国鉄分割に協力した「動労」が、JRになってから裏切られたり。。

もっと昔の国鉄分割。改革3人組として活躍された時代のことも書かれています。

自分の高校時代(1980年代)、成田線都賀駅から千葉駅に向かう電車がスピードを遅くして走る「順法闘争」が、まだありました。

「ノロい。。カッタりーな」てw

千葉駅の10番線ホームは、成田方面から来る電車がちょうどカーブして入ってきます。白ペンキでスローガンが書き殴られた車両が入ってくる光景を覚えています。

「順法闘争」の意味改めて調べたら、なるほど!こうことか。(1973年の映像が載ってます)

その「鬼の動労」の本拠地が千葉だったのもオトナになってから知りました。

いまでも、千葉駅の周りには再開発されないまま残ってるJRの古ぼけた建物が残ってます。。

とりあえず、2010年代の政治や経済の裏側と、今後のリニアやEXPO2025以降の日本を少しだけ考えるにはいい本かも。

図書館にあります。

室町は今日もハードボイルド 日本中世はアナーキーな世界 – 清水克行

高野秀行さんとの対談本『世界の辺境とハードボイルド室町時代』『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』を読み、清水克之さんのことを知り、ぜひ読みたいと思ってた本です。

現代の日本社会の礎は、中世に始まっている。中世を境にそれ以前と以降では全くその姿が違う。と言うことを対談本で知り、ええーと思いました。

この本は、その中世の出来事を詳しく&面白く書いています。

古い権力構造が壊れ、まだ安定期にも入ってない中世。まさにアナーキー。起業家魂が心踊る時代です。

誰もが文句を言い、相手をしばくw

自己主張すると、なんか和を乱す。。的な空気感がない中世。

そもそも計量の単位がバラバラだったり、存在しない偉い人の名前を語って密貿易していたり。。

みんな自己利益のために生きている。楽しそう。

そんな時代に生きてみたかったです。

それと姫路の書写山「円教寺」の屋根瓦に刻まれた恋文?とてもロマンを感じました。なんといっても、瓦をふいてから450年。誰にも気づかれずにいた恋文。偶然お寺の修理時に発見されたそうです。

とにかく、目から鱗の話が満載の、とても面白い本です。

図書室にあります。

地図と拳 – 小川哲

2023年前半の直木賞受賞作。新宿紀伊國屋さんで平積みしてるのをみて、ジャケ買いというかタイトル買、ボリューム買いしました。

「地図と拳」のページ

日本が満洲国を作ってた時代のお話。満州を舞台設定にしてる小説に、なぜか惹かれてしまいます。外向き志向で、ゼロイチで都市・国を作る点が起業家ぽく響くからかもしれません。

満州系小説では、なんといっても浅田次郎先生の「蒼穹の昴」「中原の虹」がダントツに好き。タイトルからして、夢を描いたスペクタクル大作って感じがします。

「地図と拳」は、もっと理知的な、いま風な突っ込みどころがないしっかりした小説なのかなと思いました。「拳」は暴力にも繋がりますが、もっと戦略的な暴力なのかな、なんていう。とにかく読む前からイメージが広がるタイトルです。

とにかく分厚い本ですが、たくさんある伏線を全て回収して終わるので、とても気持ちよかった。とくに青龍島の話など。。

作者の小川哲さんも、こんな風に語ってます。

小川 楽しかったですね。とくに後半、全部のピースがカチッとハマって、「ああ、これ終わりに到着できる」ってわかってからは、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えてます。こうやって、余すところなくピースを拾って終えられたのは、長編では初めてなので、その楽しさはあったかもしれない。

『地図と拳』刊行記念対談 小川 哲×新川帆立「地図とは何か。建築とは何か。そして、小説とは何か。」集英社文芸ステーション

また、インタビューを読んでいて、この「設計図=序章」に立ち返って書き進めたというプロセスが興味深った。

小川 まぁ、序章に全てを詰めたというよりは、書きながら何度も序章に立ち返ったという感じです。

『地図と拳』『コークスが燃えている』刊行記念対談 小川哲×櫻木みわ「わからなさに向き合いつつ書くということ」集英社文芸ステーション

「地図と拳」プロジェクトでは、「序章」がミッション・ビジョン・バリューだったのかと理解できて、この小説が読みやすかったのが腑に落ちました。

先日イノプロ3年生の授業「サタデーハッカソン w/福地組」で、小川弘純さん(株式会社カロリー代表取締役)が、大人数のプロジェクトを回すには、最初に「コンセプトコピー」をかっちり決めるのがとても重要だとおっしゃられてました。

プロジェクトメンバーには多様な人が集まってきます。初めて同士の人も多い。そこで、迷ったらみんなが立ち戻る言葉。言語化されたコンセプトが必要とおっしゃってました。

小川さんのインタビューを読んで、小説家って、起業論的には、なんだかブランディングマネージャーと同じ役割なのかと思いました。

最後に心に残ったある意味主人公「明男」のこんなセリフを引用しときます。

「建築とは時間です。建築は人間の過去を担保します」

「地図と拳」から

そういえば、少し前に読んだ明治神宮や日比谷公園を作った日本初の林学博士「本多清六」も出てきました。林学は100年先までを読んで植林する究極の計画性を求められます。

「地図と拳」「本多静六」、両方とも図書館にあります。

ルポ パパ活 – 日向琴子さん

社会の裏側を垣間見られる本。

マッチングサイトで働いていた著者(日向琴子さん)がその経験を語っています。また、マッチングサイトを利用している人たちのインタビューも面白い。

著者が働いていたマッチングサイトは、元々教科書の訪問販売をしていた夫妻が始めたそうです。

ビジネスモデルは、男性の初期登録料とマッチング時の紹介料。つまり、会員になった男性から女性の紹介を依頼されるほど、売上が伸びる仕組みです。

だからといって、ゴリ押しをすることもない。信用第一ということらしいです。

入会問い合わせの電話やその後のインタビューは、綿密なシナリオが出来上がっています。インタビューして入会にまで至る女性は、すぐ提携の撮影スタジオで写真を撮るそうです。スタジオには、いろいろな衣装が選び放題。

テックを使ってマッチングするアプリと違って、アナログに品質保証するニッチなサービス。

ビジネス分析視点で読むと、勝ち残り戦略は基本同じ。一度学べば、あらゆるビジネスに横展開できることがわかります。

利用者の方たちのインタビューも面白いです。利用者は「若い女性とパパ」だけでないことがよくわかりました。

この本も学校の図書館にあります。

Baby Shark @パリマレ地区のカフェ

パリ、マレ地区のカフェでお茶しながら、同僚と未来のコンテンツの話をしてました。

ちょうど小さな子どもがよくYouTubeで見ている「Baby Shark」の話題になりました。

「どんなのだっけ」と動画をスマホで流したら、カウンターにいた店員が突然踊りながら歌い出しました。

「ワオ」陽気すぎるパリ人。。でもBaby Sharkがこんなに知られてるなんて。。(歌自体は誰もが知ってる童謡らしい。

miptvで、「コンテンツが旅をする」そんな企画がいいのだ。という話をしていました。

“It is traveling”  コンテンツが自らメディアに乗って世界中に広まる。

でも、どのようにしたらTRAVELするのか?

わかりやすさ?シンプル?てことでしょうか。

多様な人種をキャスティングするとか?2ヶ国以上でロケするとか。

エミリー、パリに行く」は、シカゴで広告代理店勤務のエミリーがパリに転勤?になり、活躍する話。パリの風景、オシャンな人々、食事などなど。映像がポップになります。

令嬢アンナの真実(Inventing Anna)」というドラマもあります。ニューヨークに住むドイツから来た令嬢という設定。ドイツロケもあります。

どちらもNetflixオリジナルです。フランスやドイツのNetflix加入者が、現地ロケのドラマを楽しく見るだろうことは予想つきます。ホントかどうかは下記動画をw

そーいえば、むかしベトナムを旅したとき、現地のテレビ局のおじさんが、「韓国ビジネスマンがやってきてVHSを渡された。タダであげるからガンガン流せ」と言われた、と。。

韓国は、現地テレビの広告枠をサムスンなど家電メーカーが買い、そこに韓国ドラマを放送する。なんて戦略もしてました。

韓国ドラマはそんなことを10年以上やって、ようやくいまの隆盛があります。

フランスで日本アニメが人気になったのは、そのむかし、誰かが「グレートマジンガー(グレンダイザー)」というアニメを勝手に夕方の時間帯に流したから。。という話を聞いたことがあります。→こんなサイトがありました。”豪氏研究所

テレビ局はとにかく放送枠を埋めなければならない。そこで、著作権関係なく、ビデオテープを持ち込み、そのまま放送してたらしい。そこで子供たちに大ヒット!

こういう話はたくさんあって、ブルース・リーも、新作映画館でない安い料金の映画館に配給され人気がでたという。

格安の新製品が市場を席巻し、大企業を打ち負かす。自分がMBAを取りに行ったときいまでも心に残ってるクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」理論です。

市場に投入されるときは、既存勢力からオモチャ扱いされるが、あっという間に逆転される。

Baby Sharkの動画も全然凝ってない。。それでも127億回も再生されてる。投稿されたのは6年前。

6年前のYouTubeって、すでに未就学児動画がたくさんあったはず。

Adobeのブログ”Behind the success of the ‘Pinkfong Baby Shark’ phenomenon“(2021年8月17日Erica Schisler)”によれば、インドネシアでBaby Sharkの「踊ってみた」動画が再生数を伸ばしてることに気づいた韓国Pinkfongの社員がその波に乗っかり色々企画動画を投入し、東南アジアでヒットしたらしい。。

ともかく、既存の商品を新たなメディア(デバイス)が出たタイミングで時代に合わせアレンジして出す。→ヒットするかも。。ってことを少し考えたカフェタイムでした。

毎回ピッチフェスに審査員としてお越しになられている田島ひかるさんの授業でもイノベーションを起こす外的要因の一つとして、デバイスの変化が挙げられていました。(授業紹介のブログ)そんなタイミングをアンテナ張って捉えたいです。

わが町 新宿 – 田辺茂一

紀伊国屋書店の創業者である田辺茂一さんの自伝的エッセー。

装丁もカッコいいし、新宿の紀伊國屋で見つけ、学校図書室で購入してもらいました。

紀伊国屋が元は炭屋で、いまの新宿紀伊國屋の周りは、炭問屋が集積していて、さらに新宿駅は、栃木県の炭を運んでくる駅だった!というの初めて知りました。

ほかに、いまの新宿通りに路面電車が通っていて、追分(いまの2丁目交差点?)から大木戸まで置屋が並んでいた。

とか、

歌舞伎町は昔は一面森、山で。。とか、中村屋、高野の創業時の話、武蔵野館ができた由来、などなどいまもあるお店の創業時の話がたくさんあって、とても面白いです。

新宿伊勢丹、新宿中村屋、新宿高野などなど。大きなお店も100年前はアントレプレナーであり、イノベーターだったはず。

それに、いまは「新宿」もブランドになってるけれど、100年前は「東京」とも思われてなく、四谷の方が栄えてたらしい。

そんな新宿で創業する当時の起業家の方々。

たんなる昔話でなく、新興市場で勝負、そして生き抜いてきたお店と思うと、なんだか尊敬の念が高まってきます。。

この本を読んで「あっ」と思ったのが紀伊國屋の前にあった「しゅうまいの早川亭」。ちょうど角にあったとても間口が狭いお店。

いつの間にか消くなっていて、消くなっていたのも忘れていて、、あの看板ともども思い出せてよかった。早川亭も最初は、大きなトンカツを安く提供するイノベーターだったとのことです。

サタデーハッカソン w/ 福地組

2023年度の3年生イノプロは、沖縄県の建設業「福地組」さまをお招きし、商業ビルのリノベーション企画の立案に取り組みました。

めんそ〜れ。那覇で一番の繁華街「旭橋」にある築29年、6階建て商業ビルを盛り上げるリノベ企画コンテスト。優勝チームは沖縄へGO!」☜資料です。

福地組が購入した那覇市旭橋近くのスナックビル「東町ビル」。そのリノベ企画をiU学生が請け負います。

4月29日土曜日の朝、iUホールに3年生約200名が集結。

会場には福地組の福地社長と堀川さん、それに福地組とタッグを組んでいる株式会社カロリーの小川弘純代表取締役の3名が駆けつけてくれました。

まずは、福地組福地一仁代表取締役社長から、今回の企画概要を説明していただきます。

ポイントは、地域の発展に役立つ企画。

「古いビルを取り壊し、新しいマンションを建てる」→「経済的合理性」だけを追求すると、街が死んでいく。人通りが増え、活気ある街になる起爆材になる企画を求めてることを強調されてました。

伝えたかった「今、地方で起こっていること」

私たちが提起した地方の課題、それは「那覇の中心部でも、空きビルや空き店舗が増えている」という事実。”

福地社長のnote #2:「若者・よそもの・変り者」たちと考える沖縄の魅力的なコンテンツ(前半)|Fukuchi

続いて、福地組の堀川大さんから、地域の家賃相場、広さ、現状の写真など。リアルで生々しい不動産ビジネスの現状を教えてもらいます。

さらに、株式会社カロリーの小川弘純代表取締役から、ブランディングについての説明を聞きます。

小川さんは、宮下公園のホテルsequenceのデザインや、台湾の「福湾チョコレート(Fu Wan)」など、フード関連でたくさんのブランド立ち上げを手がけた方です。

面白かったのが、sequenceのチェックインを17時に、チェックアウトを14時にするというアイデアを実装したときの話。

ホテルのチェックアウト11時ってホントにジタバタします。なので「14時に!」ここまでは学生でも思いつきます。

じゃあ、チェックアウトをズラすとオペレーションにどんな影響があるのか?フロント人員のシフト?レストランメニュー?などなど。

いちばんは、部屋のクリーニング要員。日本のホテルの清掃員の方々は、11時から15時の間にフル稼働してる。

でも、15時以降はどんどんお客さんがチェックインするので手があく。なので、近隣の清掃要員の方々が、sequenceに来てクリーニングしてくれたらお互いにいいのでは?というお話でした。

アイデアを具現化するために、市場調査してみる。すると実装のタネが転がっている。起業を学ぶ上でとても勉強になったと思います。

ブランディングするときのこだわり、ゼロイチで企画を立ち上げる時の手法、プロジェクトに関わる人の心を一つにするコンセプトコピーの重要性などを教えていただきました。

大事なのは、物件に関わるあらゆる情報をインプットすること。歴史、利用状況などなど。アウトプットの前にまずインプットが必要であると思いました。

午後からは、教室に分かれて、各クラスでグループワークの時間です。

福地組のお二人、小川さんに各クラス巡回していただき、学生からの質問に答えて頂きます。

自分のクラスでは、まずお客さんのイメージを掘り下げ、明確にしようと言う話をしていました。ペルソナですね。

この話に刺激を受けて、3つもペルソナを作ってるチームをいました。

やはり、リアルで生々しいオトナの話、実際にビジネスで起きてる話は学生にとって刺激的なんだと思います。

教室を職場にするというコンセプトが実現できたかなと思います。

サタデーハッカソン第一日目は、合計360分。一つの企画をチームで考えぬく。いい経験でした。

福地社長、堀口さん、小川さん、ありがとうございました!

福地組プレスリリース(産学連携) iU (情報経営イノベーション専門職大学)と 那覇のビルディングリノベーションに関するピッチコンテストを開催(2023.05.12)を開催

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パリ – ピカソ美術館 2023.04.20

ホテルのあるマレ地区をGoogle MAPで調べていると、美術館がやたらあるのに気づきます。

そのなかで気になったピカソ美術館に行ってみました。

マレ地区の細い通りを歩くと、高い壁に囲まれた重厚な背の高い門があります。

ピカソ美術館は17世紀の邸宅を利用しているそうです。

10時30分開館スグ行ってみました。30人くらいが並んでます。料金は15ユーロ。

ピカソ作品だけでなく、ポール・スミスと米国人作家のFaith Ringgoldの展示会もやっていました。1930年生まれアフリカ系アメリカ人の女性です。

フェイス・リンゴールド、とてもよかった。切手をモチーフにした作品やテキストを使ったものはポップカルチャーなイメージでとっつきやすいです。

いちばん好きなのは、ピカソのゲルニカぽい作品。まさに、ゲルニカに影響されて描かれたもののようです。

見応えのある美術館でした。

Faith Ringgold book