ヤジと民主主義 – 北海道放送報道部 道警ヤジ排除問題取材班
ミック・ジャガーが、イギリスのEU離脱の時、いい加減にしろって言う曲を出してました。オトナだなぁ。。(2017年7月。ブレグジット”Brexit”; 2016年の国民投票の結果、EU離脱が決定された)
LGBTについて極論述べる女性議員や、テレビ番組をSNSで執拗に攻撃するアカウントなどなど。。なんでこう真っ当じゃないことに時間を費やす人たちがいるのか。。
「ヤジと民主主義」は、札幌で演説してる安倍首相に、ヤジを飛ばした人を警察が排斥した、その事件を追った本です。
ヤジぐらいいいだろうし、警察が出てくるのはやり過ぎだろうというのが、真っ当なオトナな感覚。
近所の護国神社には、毎年6月右翼の街宣車が集結します。大音量。周りの住民とって怖いし、うるさい。でも警察が来てくれるなんてことはない。(ちなみに護国神社自体は、移転(遷座)して、その跡地にマンション建設中)
ヤジは取り締まるのに、街宣車はなにも言われない。
権力には、権力握ってる人(ある意味「権威」)とその周りの人がいる。たいてい、ラスボスは暴れない。穏やか。その周りが暴れる。暴力装置。
ラスボスが「その辺にしときぃや」と周りの暴走を止めないと、諸々やりすぎてしまう。
2000年代は、テクノロジーのイノベーションがあまりにもインパクトありすぎて、ラスボス=長老の力が失われた時代なのかもしれません。。
長老=まぁまぁと収める人の不在。
日本の支配構造や天皇制度を論じるとき、権力の空洞化・権力の空間など、中心部が「空」になっているから長続きしたという論考を読んだことがあります。
東京の中心に位置する皇居はその象徴。
もしかして長老の不在は、この日本の権力構造=空をリアルに実装したものかもしれない。
ただ、空な支配構造の権威は、周りにいる支配欲の強い人たちに利用される。
神格化です。権威の源は空なので、なにも言わない。言えない。
それを利用して、自分の権力を強める。「忖度」なんて言葉も見えない権威を利用する言葉ぽい。
見えない権威にはなにも言えないから、忖度する人の暴走が止まらない。そんな暴走装置に付き纏われるのはイヤなので、声もあげたくない。
まぁまぁいいだろう。って収める人がいなくなってしまった。。ゆえの忖度や周りにいる人たちの暴走時代。
便利になったが生きづらい世の中です。
この本も図書館にあります。

